【コースのねらい】

 Training the Trainersコースは、学習者中心になるように柔軟に設計されており、現場の臨床指導医や教育責任者に対して、実力を兼ね備えて自信を持つ医学教育者になるために必要不可欠なスキルと経験を提供します。

  コースは教育技法、学習者中心の教育、そしてカリキュラムといったコンセプトを含みます。セッションでは、組織の発展及び専門職個人の能力開発の両方を支援するために、学習者の学習ニーズを評価することの重要性に焦点を当てています。

 他者の学びを手助けすることは、家庭医療・総合診療の専門家のキャリアにおいて中核的なテーマです。具体的には、より若手の研修医に技能を引き継ぐ専攻医としての役割、同僚医師の研修に責任を負う指導医としての役割、そして、技術や情報をワークショップや研究発表を通して他組織の医師に提供する専門家としての役割が想定されます。

  キャリアのどの段階でも、医療従事者は学習者には多様性があって異なる方法で学習すること、そして教育と訓練には独自のスキルがあることを認識しています。このRCGP指導医養成講習会は、指導者の能力開発に取り組み、受講者のニーズに合わせてコースの内容を調整します。

【本コースの目標】

  • 家庭医療・総合診療に関する教育の能力開発を支援する。

  • 最新の医学教育に精通している臨床教育者のコアグループを構築し支援する。

  • 一般臨床医や他のプライマリ・ケア医療専門職に家庭医療・総合診療のカリキュラムを提供できる能力を持った、有能で自信に満ちた臨床教育者のグループを育成する。

  • 学習の共有(Shared learning)を通じて組織および個人の専門能力開発の機会を提供する。

【得られる学習成果】

本コースが終了するまでに、受講者は、

  1. 成人学習のプロセス、そしてファシリテーターとしての教育者の役割についての理解を深めます。 

  2. 学習者のニーズを理解し、創造的に教育し、専門能力開発を促進していく能力に対する、技能、知識および自信を養います。

  3. 地域の教育者の自立と質の向上を目的とした、地域での教育プログラム開発を支援するための戦略が明確になります。

  4. 成人学習の原則、そして、学習者と指導医自身がいかに自己省察して自己主導型の学習を展開するかについての理解を深めます。

  5. 教育能力を探求し洗練させるための外来教育指導セッション(micro-teaching session)にて、フィードバックを与えかつ得ることができます。

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